事業用個人口座名義で請求書に個人名を入れたくない場合

個人情報を開示することなくビジネスがしたい!

個人事業主の場合、多くは個人名義の口座を使用されると思いますが、請求書にも必ず同じように個人名の記載が必要なのでしょうか? 普段よく見る請求書には法人であれば、会社名+代表取締役の名前+住所、個人事業主であれば、個人名+住所がほとんど必ず書いてあると思います。ただ、自宅をオフィスとして併用している方などは、住所はあまり開示したくない場合もありますよね。ましてや個人の名前なんてあまりオープンにしたくはない、と言う事業主の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結論から言うと、請求書や領収書などに個人名や住所を記載しなくてはいけない、と言う法律はありません。つまり、記載したくなければ、しなくて問題ないのです。ただし、屋号は最低限記載しましょう。開業時に屋号を届け出ていない、と言う方も特に書類を提出することなく屋号を掲げることができます。 これをすることによって、個人名を記載する必要がなくなります。

振り込みのときに個人名がバレるのでは?

個人情報を一切開示せず、屋号のみでビジネスをしている場合でも、振り込みをしてもらうときにバレるのでは?というご心配があるかと思いますが、こちらも個人情報を開示せずにすむ方法はいくつかあります。 基本的には銀行は屋号のみでは開設できませんので、銀行は使用できません。 主な手段としては、①ゆうちょ銀行(振替口座) ② 電子決済サービス(paypalなど) ③ジャパンネット銀行(ATMで振り込みをする際に、口座名義の確認機能を使用すると個人名が分かります)

又こちらは余談ですが、住所は記載する必要はないと書きましたが、それでも一般的には記載するのがマナーですよね。そういう時には、バーチャルオフィスの活用がお勧めです。住所のみを使用する場合は格安で使用でますし、電話や郵便物の受け取りサービスなどを利用したいなど様々なニーズに合わせて料金プランが設定してあります。